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実写化に失敗する要素として

漫画を実写化して成功した作品について

漫画作品を実写化する動きが近年加速度的に行われています、映画オリジナルの作品が減少する中で色々と利権があるのでしょうが賛否両論をあちこちで巻き起こしている。そんな中でも過去には大ヒットを記録した実写化も存在する。このサイトはそんな成功した漫画作品の実写化例を取り上げていきます。

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デビルマン失敗の理由

では実写版デビルマンがどうして失敗、という一言では語れない駄作になってしまったのか。噂によると専門学校の映画制作などの授業では失敗した代表例としての教材に取り上げられているとも度々耳にする。失敗原因を上げていくと、

  • 役者の殆どが棒読みの演技、大根役者にも程がある
  • 原作を完全に無視した展開
  • あちこちに見られる矛盾
  • もはや作品として原型を留めるなどと言えないレベルのシナリオ改変

主なものとしてこんなところだ。

あくまで主要な失敗原因というだけであって、これ以外にも今作のだめなところを上げていったらキリがない。筆者はデビルマンを始めてみたとき、心なしか怖い作品だと認識していた。正直今でも進んで読みたいと思う作品ではないのは事実。何せトラウマシーンが連続する上、あまりにも残虐なシーンが連続するためトラウマになりかねないのも関係している。

ただこの映画に関して言えば本来もっと寒気が走ってもいいはずのシーンで何故かあまりにたどたどしい展開とセリフ、演技力などの要素が絡んで爆笑してしまった。もうアレだ、この作品は一種の『コメディ喜劇』と見ていい作品だ。

グロテスクなシーンが笑えてくる

そんな映画でも原作になぞらえてかなり衝撃的なシーンが展開されます。それは主人公である不動明がデーモンだという事実が明かされて、牧村家の協力で無事逃亡することは出来たものの、原作では夫妻は拷問により殺されて、娘と息子の二人は暴徒と化した市民になぶり殺されるという結末を迎える。その中で発狂した娘は自身を魔女だと言って扇動したことも関係している。

映画でも原作同様に家族が暴徒と化した人々に家まで押しかけられて殺されてしまいます。ただその殺され方はナイーブで、しかも娘の方も魔女と言っておきながら切られた後には違うと否定する始末。なら言うなよと思いつつ場面が移動する。やがて自分の家族だった明が見たのは殺されていた夫妻と、首だけになって槍に突き立てられた娘の無残な最期を目撃して絶叫するシーンだ。

笑ってしまった、いやっ笑う場面ではないはずなのだがあまりに棒読みな演技と全く感情の篭っていないひどすぎる演技に、これは黒歴史と言われるどころの駄作ではないと思ったものです。冒頭に話した『伝説的駄作』という評価もあながち間違ってはいません。

このように肝心な場面で人によっては笑わされるというありえないリアクションを引き起こしてしまうことからも、どれだけ人気がある漫画原作でも実写化して整合性が全く無ければお金を溝に捨てているもの同然なのだ。

危うく

監督を務めた方は今作で評判はダダスベリとなり、過去例を見ない酷い作品とまで言われてしまうほど。その後病気によって他界してしまったが、次回作として今度はやはり昭和の名作である『タイガーマスク』の実写化をしようとしていたという。それはそれで見たかったと内心思った、今度はどれだけひどい作品で笑わせてくれるのかと何か違う期待感を持ってしまった。

だがやはりデビルマンの影響もあってかプロジェクトを引き継ぐ人はおらず白紙になったという。何度も危ない橋を渡るほど、映画業界も甘くはない。特に漫画原作のように成功と失敗が紙一重のものほど怖いものはないでしょう。言ってしまえば、花男や君に届け、さらに好きっていいなよ。などは全然良いほうなのです、デビルマンと比べて。